使い捨てのエアダスターはお財布的にも環境的にも良くないので、節約とエコロジーの為にPCの掃除によく使う使い捨てエアダスターを充填式スプレー缶で置き換えられないか試してみた。
結果あまり使いものにはならなかったが、同様の事を考えている人の参考になれば幸いだ。
現状使っているエアダスタについて
私は下記のエアダスタをよく使っている。
使用目的は主にPC内部の清掃だ。

便利なのは間違いないが、いくつか不満点がある。
- 掃除用品としては結構高い
- 掃除の途中で切れると困る
- ゴミが出るので処分が面倒
本当は、コンプレッサーを置いて電気さえあれば無尽蔵にエアが使える状態にしたい。
しかし、今持っているホビー塗装用の小さいコンプレッサーでは容量不足で、エアダスターに使えそうなコンプレッサーは大きすぎて部屋に置けない。
缶スプレーの改造で自作している人も見かけるが、流石に圧力をかける物を自作は怖いので、次の商品を試してみることにした。
購入した充填式スプレー缶について
これが購入した充填式のスプレー缶だ。5,300円だった。結構高いが再利用できるなら元が取れるかもしれない。

本来は液体を入れて再利用可能なスプレー缶として使う商品だ。
そして、買うときによく読まずに買ったので、ブレーキクリーナー以外には使わないとか、エアダスタ―として使わないようにと書かれていることに購入後気が付いた…。
なので、今回の使用方法は本来の用途から外れているので自己責任だ。



ノズルを伸ばすと狙った場所に、ノズルを折ると広範囲気にスプレーできるように出来ている。しかし、今回はエアダスタ―として使うので、あまり関係ないかも。
実際に使ってみる
実際に空気入れで空気を入れて使ってみる。

まず、最大使用圧力の650kPaで空気を入れた。ただ、普通の空気入れで入れるとしんどいし時間もかかる。


試しに、PCのメッシュ部分の埃をと半分吹き飛ばした。2枚目の写真の上半分の埃を吹き飛ばしてみた。一応吹き飛ばせるしかし感覚的に風があまり強くない。


電動空気入れを使ってみる
手動の空気入れだと何度も空気を入れるのが面倒なので、電動空気入れを使った。


圧力は同じだ。手動比較するとうるさいが、空気を入れるのは早い。
使い捨てエアダスタと比較
さて、使い捨てのエアダスタ―と比較したい。しかしどうやって比較するのがいいのか分からないので、ティッシュに風を吹き付けてみた。
1つ目が今回の充填式のスプレー缶、2つ目が使い捨てのエアダスターだ。
比較すると明らかに、使い捨てのエアダスターの方がティッシュが大きく動いている。やはり、使い捨てのエアダスターの方が風が強い。
しかも、動画の終わりの方まで見てもらうと分かるが、充填式のスプレー缶はすぐに風が弱くなっていく、せいぜい1分程度しか持たない。
まとめ
- 充填式のスプレー缶はエアダスターとして使えなくはない
- 充填式のスプレー缶はエアダスターと比較すると風が弱い
- 充填式のスプレー缶はエアダスターとして使うとせいぜい1分しか持たない
- 充填式のスプレー缶はエアダスターとして使うには電動空気入れが無いと大変
感想
充填式のスプレー缶はをエアダスターとして使うのはちょっとオススメできないことが分かった。そもそも、そういう目的で作られていないのだからしょうがない。
しかし、電動空気入れを持っているならちょっと使うには問題ないかもしれない。
今回の実験でより、大きなコンプレッサーが欲しくなった。欲しい。
コンセントやガス管の隣にエア配管があればどれだけ便利だろうか。何故、一般家庭にはエア配管が無いのだろうか。もしあれば、掃除が凄くはかどるのに…。マイ工場欲しい…。
以上、空気に感謝を捧げてこの文章を終わる。
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